こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市にある我孫子メンタルヒーリングルームで、パニック障害のカウンセリング相談を行っています。
突然の動機や息切れ、強い不安や恐怖により、日常生活に支障が出ていたりしませんか?
当ルームにも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方にカウンセリング相談にお越しいただきます。
今回は、「パニック障害」とは何か? どんな特徴・症状なのか?
その原因と対処法についてお伝えしたいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
パニック障害とは?
パニック障害とは、ある日突然めまいや心悸亢進(動悸)、呼吸困難の症状とともに激しい不安・恐怖が発作的に起こり、日常生活に支障が出ている状態のことを言います。
気が狂ってとんでもないことになるのではないか、このままでは死んでしまうのではないか、というような強い不安感に襲われます。
このような突然の発作を何度も経験するうちに、発作の起こった場所や状況に身をおくと、緊張が高まり、自ら発作が起こりやすい状況を作ってしまい、また発作を引き起こしてしまうといった繰り返しになります。
そのため、発作への不安が増して、外出などが制限されることになることがあります。
この発作は「パニック発作」と言われ、10分くらいから長くても1時間以内にはおさまります。
100人に1人はパニック発作にかかったことがあるとも言われており、長引くと仕事などができなくなったり、うつ状態になることもあります。
パニックの特徴・症状
パニック障害は不安障害のひとつで、以下の3つの症状があります。
- パニック発作
- 予期不安
- 広場恐怖
パニック発作
パニック発作は何の前触れもなく、突然胸が痛くなったり、動悸や息苦しさ、めまいなどの症状がで出ます。
このとき、自分は死んでしまうのではないか、気が狂ってどうにかなってしまうのではないかと強い不安にかられ、病院へ駆け込むことも少なくありません。
予期不安
パニック発作を繰り返えしてしまうことで、発作を起こしているときの状態が頭から離れなくなり、また発作を起こしてしまうのではないかという恐怖感を持つことを予期不安といいます。
パニック障害で悩まれている方の多くは、「予期不安」を感じています。
広場恐怖
広場恐怖症とは、広い場所を恐れるという意味ではありません。
予期不安が長期化して悪化すると、またパニック発作が起きたときに逃げ出せない場所や、誰にも助けを求めることができない状況を恐れて強く避けるようになります。
そのような場所や状況を避けようとして、ひとりで外出するのが不安になり、社会生活に支障が生じます。
パニック障害の原因
パニック障害の原因は、まだ解明されていませんが、脳にある「扁桃核」と言う部分が過敏になっているのではないかと言われています。
「扁桃核」はストレスや危険を感知する場所でもあり、この部分が何らかの原因によりセロトニンを抑制します。
セロトニンの働きが弱まるということは、不安や恐怖に強く反応してくるので、その誤作動に対応するため、自律神経系の交感神経が活発になりパニック発作や予期不安、恐怖が現れるのではないかと言われています。
パニック障害の対処
まず、「パニック発作の原因探しをしない」ことです。
パニック障害で悩まれている方は、強い不安感や恐怖心のあまり、発作の起こる原因を探したり、分析したりしてしまいます。
発作の原因を考えても明確な原因は見つかりません。
ただただ考え疲れて疲労感が残ってしまい、次の発作を起こすきっかけを作ってしまうことになる場合があります。
そのため、原因を探すことよりも、いざ強い発作が起こったときにどう対処していくかを考えた方が、今後、発作を起きにくくしていくことに繋がりますので、症状が出たときにどういう行動を取るのがいいのかを考えることの方が大切です。
では、症状が出たときに、どういう行動を取るのがいいのかというと、ひとつは「呼吸法」です。
パニック発作にとても有効で、改善を進めていくうえでも役立ちます。
家にいる時に発作が起きた場合は、仰向けに寝るなど楽な体制をとります。
できるだけゆっくりとした呼吸で大きく吸ってゆっくり吐きます。
発作が落ち着くのを待ちましょう。
パニック障害のカウンセリング相談による克服
パニック障害のカウンセリング相談では、以下の3つを組み合わせてアプローチし、対応していきます。
- パニック発作が起きたときに、体と心を落ち着かせるために、短時間で自律神経の副交感神経を優位にさせるように、ご自身でコントロールできるようにする方法をお伝えします。
カウンセリングを重ねるうちに、発作時に自分で対処できるようになっていきます。 - 発作が起こった場所や状況を強く避けてしまう場合に、その状況に少しずつ慣れて克服できるようにしていき、自分自身の認知の修正も行っていきます。
- パニック発作がなぜ出てしまうのか、生活背景や抱えているストレスなどを伺いながら、どのように対処し克服していくのかお手伝いをします。
一人でお悩みではありませんか?
パニック発作の克服には、パニック障害の対処でもお伝えいたしましたが、「呼吸」が大切です。
パニック発作の症状は過呼吸の症状と似ています。
過呼吸は体内で酸素と二酸化炭素のバランスが崩れた状態のため、パニック発作でも、この酸素と二酸化炭素のバランスを整えることが大切です。
我孫子メンタルヒーリングルームでは、パニック障害の克服法のひとつとして、酸素と二酸化炭素のバランスを整える呼吸法をお伝えしています。
呼吸法を身につけると、例えば車を運転して渋滞にはまり、パニック発作が起きそうになっても、運転しながら呼吸法をすることで、発作が起こらないようにすることが可能です。
この成功体験を経験し、それを積み重ねることで、次にまた渋滞にはまっても、パニック発作は起きにくくなります。
このようなお悩みで不安な毎日をお過ごしの方は、一人で悩まず、専門である我孫子メンタルヒーリングルームに一番はじめにご相談ください。
心理カウンセリングとサービカル心理安定療法を組み合わせたプログラムを実践することにより、心理カウンセリングだけだと改善しないお悩みや症状も、ご相談者様が潜在的に持っている力を引き出し、改善効果を飛躍的に高めることが可能です。