こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市にある我孫子メンタルヒーリングルームで、対人恐怖症(社交不安症)のカウンセリング相談を行っています。
人との関わり方や、人前でのふるまい方について、強い不安や精神的な緊張を感じたりすることはありませんか?
もしかするとそれは、対人恐怖症(社交不安症)かもしれません。
当ルームにも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方にカウンセリング相談にお越しいただきます。
今回は、対人恐怖症の原因と、当ルームで効果を上げている克服法のひとつをお伝えしたいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
対人恐怖症と社交不安症
対人恐怖症とは良く知られた概念ですが、対人恐怖症は不安症の一種である社交不安症に含まれると近年では考えられています。
しかし、対人恐怖症と社交不安症は、厳密には同じではありません。
- 対人恐怖症 ⇒「自分が他人を不快にさせていないか」という不安
- 社交不安症 ⇒「人との交流や人前に出る場面で恥ずかしい思いをしないか」という不安
このような違いがあるとされています。
対人恐怖症の原因
対人恐怖症の原因は、遺伝的要因が関与することがわかっていて、過去の体験から人が怖くなってしまったということが考えられます。
現在の感覚や判断は、過去に体験した記憶が大きく影響しています。
人間関係で嫌な思いをした記憶が積み重なっていくと、「人が怖い」と過去の記憶から判断して人を避けるようになります。
例えば、子供の頃に人からいじめを受けたり、馬鹿にされるような体験があったとします。
そういう体験が引きがねとなり、大学生や社会人になった時にまたいじめられるのではないかと思い、人が恐くなってしまうのです。
これは、いじめを受けた体験が新たに人間関係を築いていく時に、またいじめを受けるのではないかと判断してしまったということです。
このように、過去の人間関係についての嫌な経験が、対人恐怖症という症状となって現れるのです。
対人恐怖症の克服方法
それでは、この対人恐怖症は、どうやって克服していけばよいのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、その中のひとつとして、「過去の良かった記憶を思い出す」ということがあります。
これがどうして対人恐怖症の改善に役立つのかというと、過去の自分に対して否定的な考えが薄れていくからです。
先ほど、過去の嫌な経験が対人恐怖症の症状となって現れるとお話ししました。
そして、対人恐怖症の方は、自分の過去に対して否定的な気持ちになっている方が多いです。
それは、過去の嫌な記憶を何度も繰り返し思い出してしまうことによって、自分に対する否定的な気持ちが大きくなっていくからです。
この否定的な気持ちが、対人恐怖症の原因のひとつになっています。
そこで、子供の頃に幸せに感じたこと、楽しかったこと、気持ちよかったことを思い出してみてください。
たとえば、親と旅行に行った場所で景色がきれいで気持ちよかった思い出や、対人恐怖症になる前に友達と遊んで楽しかったことの思い出など、できるだけ詳しく思い出してみてください。
良い方法として、その当時のアルバムなどを手元において、繰り返し良かった記憶を思い出す方法があります。
また、子供の頃に友達と遊んで楽しかった場所に、実際に行ってみて良い記憶を思い出す、という方法も効果があります。
こういったことを実践していただくと、少しずつですが過去の体験を肯定的に見ることができるようになります。
過去の自分に対しての否定的な気持ちが薄くなっていき、何だか楽に感じてくるようになります。
それが、対人恐怖症の改善につながっていきますし、以前より前向きになっているように感じられると思います。
一人でお悩みではありませんか?
「対人恐怖症(社交不安症)を改善したい」
そのようなご相談を受けた場合、我孫子メンタルヒーリングルームでは、良い記憶を思い出す練習を繰り返し行うことを、改善方法の1つとしてご提案させていただいております。
そうすることで、対人恐怖症が改善され、前向きな気持ちになられる方が多くいらっしゃいます。
対人恐怖症は、過去の嫌な体験が原因になることがあります。
その記憶はより否定的な方向に向いてしまっていることが多いので、良い記憶を繰り返し思い出すということはとても効果的に働きます。
このようなお悩みで不安な毎日をお過ごしの方は、一人で悩まず、専門である我孫子メンタルヒーリングルームに一番はじめにご相談ください。
心理カウンセリングとサービカル心理安定療法を組み合わせたプログラムを実践することにより、心理カウンセリングだけだと改善しないお悩みや症状も、ご相談者様が潜在的に持っている力を引き出し、改善効果を飛躍的に高めることが可能です。